スーグラ錠（SGLT-2）

• 血糖値のコントロール：食後の血糖値の上昇を抑え、血糖値を安定させます。また、インスリンの分泌を促し、血糖値を下げる働きがあります。
• 体重減少：尿と一緒に糖を排出するため、カロリー消費が促され、体重減少効果が期待できます。
• 内臓脂肪の減少：内臓脂肪を減らす効果も期待できます。
• 心血管イベントリスクの低下：一部の研究では、心血管イベント（心筋梗塞、脳卒中など）のリスクを低下させる可能性も示唆されています。

• スーグラ錠は、食事の直前、つまり食事を始める約30分前に服用するのが一般的です。
• 錠剤を丸ごとコップ一杯の水で飲み込みましょう。
• 飲み忘れた場合：気がついた時に1回分を飲み、次の服用時間はいつも通りに戻してください。ただし、2回分を一度に飲んではいけません。

スーグラ錠は、2型糖尿病の治療薬として効果的なお薬ですが、他の薬と同様に副作用や注意すべき点があります。安全に服用するためには、これらの情報をしっかりと理解しておきましょう。

【主な副作用】

スーグラ錠を服用することで、以下のような副作用が起こることがあります。

• 消化器系: 吐き気、下痢、便秘、腹痛、嘔吐など
• その他: 頭痛、疲労感、味覚異常など

これらの副作用は、通常、治療を続けるうちに軽減されることが多いですが、気になる場合は、医師にご相談ください。

【注意点】

• 脱水: 尿量が増えるため、脱水症状になる可能性があります。こまめに水分補給を行いましょう。
• 低血糖: 他の糖尿病薬と併用する場合や、食事量が大幅に減った場合、低血糖が起こる可能性があります。血糖値をこまめにチェックし、低血糖の症状が出た場合は、速やかに対応しましょう。
• ケトアシドーシス: 高血糖がみられないケトアシドーシスが起こる可能性があります。吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。
• 尿路感染症: 尿路感染症を起こしやすくなる可能性があります。
• 性器感染症: 性器の感染症を起こしやすくなる可能性があります。

【スーグラ錠の服用時の注意点】

• 空腹時: 食事を30分前に服用します。
• 飲み方: 錠剤を丸ごと飲み込み、水で飲みましょう。
• 他の薬との飲み合わせ: 現在服用中の薬がある場合は、医師に必ず伝えてください。
• アルコール: アルコールとの併用は、低血糖のリスクを高める可能性があります。
• 運転など: 眠気などの副作用が出る可能性があるため、運転や機械操作には注意しましょう。
• 妊娠・授乳中: 妊娠中または授乳中の方は、医師に相談してください。
• 定期的な検査: 定期的に医師の診察を受け、血糖値や副作用などをチェックしましょう。

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